デザイナー・クリエイターとしてあなたに応えたい

ギスギスした罵詈雑言批判が渦巻くネット上で、少しは人役に立つことを自分の能力なりにできればと。自分なりに「ギバー(与える人)」を目指したい。グラフィックデザインや何か新しいことを考えるのは少しだけ得意です。 グラフィックデザイナー・沖縄空手指導者・二児の父・会社経営者・千葉県出身・牡羊座O型の思いつき帳

本当に、強くてやさしい。

乳幼児のまさに「教祖」と言っても過言ではない存在。
圧倒的知名度と万人に受け入れられるわかりやすさ、強烈な存在感を持って
「王者」に君臨し続ける彼。
そしてその魅力は親達にも影響し、気づけば確実に彼のグッズを買ってしまう。
(つーか関連グッズが多すぎて知らぬうちに持ってる)

そんな彼の展示会。「アンパンマンとやなせたかし展」in遠鉄百貨店を見に。


個人的に「アンパンマン」をじっくり見た経験もない。
しかしながらなぜこれほどまでに幼児の国民的ヒーローたり得たのか?
職業柄、ビジュアル的にその人気の秘密を分析してやろうと思いつつ会場入り。


まず色々びっくりしたことが。
アンパンマンが生まれたのは1969年。オレより年上だった(笑)。
パッと出の人気キャラじゃなかった。長い下積み(?)を経た苦労人だった。
さらには生みの親「やなせたかし」氏、御年91歳!今もご存命である。
元グラフィックデザイナーで百貨店の三越のロゴデザインは今も包装紙に使用。
さらにはこの翁、絵本作家や「手のひらを太陽に」等の童謡の作詞や詩、
雑誌編集長、エッセイスト等幅広く多彩な顔を持つ。
昔ながらの作画にこだわる方だそうで、今だに鉛筆下書き→色つけという
行程を踏むそうだ。CG不使用。だから絵に温かみを感じる。
登場キャラもものすごい数の多さ。そしてどれもがわかりやすい。名前に一切
ヒネリがない(笑)。
浜名湖パルパルのキャラもやなせ氏の作品だった!遠鉄なにげに頑張ってます。

やなせ氏の油絵や作品が多数並ぶ。
自分のエッセイの横に、色使いが明るくさわやかでやさしい絵。
大人もいやしてくれるようなキャラの表情。
やなせ氏には子供がいなく、アンパンマンは我が子と公言してるそうだ。
そうか、これは彼の子供達のポートレイトなのか。。

悪い敵をやっつけて、おなかのすく子には自分の顔を食べさせる。
やなせ氏の心のやさしさと人間性が生み出した子供の物語はやっぱり、
やさしく強い心の持ち主だった。

小さい子供達にはたくさんいるキャラのわかりやすさや可愛さが、
親には作者が作品にこめる、優しく強い子に育ってほしいというメッセージ。
実は子供向けと思い込んでいたアンパンマン。親は知らず知らずに子を想う
やなせ氏の心に同調してしまっていたのかもしれない。

そんな子に育ってもらうよう、今度はアンパンマン毛布でも買うかな・・(笑)
本当に、強くてやさしい。
本当に、強くてやさしい。

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